木漏れ陽を描く

2015-1105-桜並木-手書きパース-水彩

◆ 不動産広告では周辺環境の説明は重要だ。

桜並木や街路樹・・緑豊かな環境であれば、

なおさら・・購入意欲を刺激するきっかけになるだろう。

 

◆ 周辺環境を写真で紹介すれば簡単で安上がりだろう。

最近のマンションの広告は、

安上がりな事が重要視されすぎていないだろうか?

もう少し遊び心があるほうが、購買意欲を刺激しないだろうか?

 
◆ 桜並木や街路樹は・・・

イメージ画像で紹介するのが、

安上がりで、スタンダードなのかもしれないが・・

桜並木や街路樹を・・・

木漏れ陽が溢れる水彩画で描いて・・

お客さんに周辺環境を訴求しようと試みる不動産会社もある。

平井シュウジュ氏の、この水彩画も・・不動産会社も・・

遊び心に溢れている。

 
平井シュウジュ  http://hirai.tegaki-japan.com/

 
手描きイラスト・手描きパース・を紹介するWEBサイト てがきじゃぱん.com

 

 

モノクローム

2015-1104-ペン画-手描きパース-マンション

◆ まだ、建築パースが手描きしかなかった頃・・

パース屋の新人が最初に与えられる仕事は、

鉛筆の下書き・・

そして・・下書きのトレース・・

そして・・下書きの清書・・

毎日・・・この繰り返し

 
◆ 下書きの下積み時代が終わると・・

次に与えられる仕事が・・ペン画のモノクロパース。

そう・・昔は、

ペン画のモノクロパースは需要の多い仕事だった。

 
◆ 下書き⇒トレース⇒清書⇒ぺん入れ

漫画を描くのと同じで、

丸ペンにインクをつけて描いていた。

しっかりとした力強い線で描くように教えられた。

 
◆ モノクロの手描きパースに求められるのは、

・・・力強さだ。

細川恵氏のモノクロパースには熟練した力強さがある。

今の時代には、

モノクロの手描きパースはアンティークな感じもする。

そのアンティークな雰囲気が、

現代の広告に個性と力強さを添えるエッセンスになると思う。

 
細川先生のサイト
http://hosokawa.tegaki-japan.com
 
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昼と夜

2015-1102-オフィスビル-夜景と昼景の比較-手描きパース

◆ 熊崎達彦氏は、手描きで下図を作成して、

Photoshopを使って着色している。

紙に描く手描きパースだと下図も2回描かないといけないが・・

Photoshopで描く場合は下図は1回描けば流用できる。

 

◆ 紙に描く手描きパースは、作業工程の中で、

下図のトレースと清書の作業は想像以上に時間がかかる。

同じアングルで夜景と昼景のパースを描く場合は、

Photoshopで描くほうが利便性は多い。

 
◆ マンションやオフィスビルの場合・・

手描きパースは営業ツールとしても使われる。

折込チラシやホインターネットで広告する場合には、

同じ手描きパースを何度も掲載していると、

飽きられて見て貰えなくなってしまう。

そんな時に、同じ手書きパースでも夜景に切り替えると

見た目が変わるので、新鮮な目線で見て貰える。

 
◆ 特にオフィスビルの場合は景観の問題もある。

夜景の美しいオフィスビルは、

入居者への重要なアピールポイント。

完成前に入居を満室にする為には、

夜景の手描きパースは優秀な営業ツールになる。

 
クマザキデザイン   http://kumazaki.tegaki-japan.com

 
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運命の水彩画

2015-1031-水彩イラスト リゾート

◆ この絵はその昔・・

平井シュウジュ氏の個展で販売され・・

見知らぬ誰かに買われて・・・

平井シュウジュ氏の手元から旅立って行った絵だ。

水彩イラストレーターとして活動を始めた初期の作品で、

荒い抽象的なタッチと色使いが・・・

若き日の平井氏の作風を象徴している。

 
この水彩画は、平井氏の・・『 初心 』・・なのだ。

 

◆ 当時の平井氏はスキャナーなどは持っておらず・・

データ化して保管するなどはしていなかったのだが・・

個展から・・十数年後・・・

ヤフーオークションで平井氏はこの絵を発見した。

 
◆ 平井氏から依頼を受けて、私がこの絵を落札した。

出品者は大阪から遠く離れた地の人だった・・・。

平井氏の・・『 初心 』は長い旅の果てに

大阪に・・・戻ってきた。

 
運命の水彩画だ・・・。

 
◆ 水彩画は同じ人間が描いても同じ絵は描けない。

その時の『 心 』が『 筆 』に伝わり『 絵 』になる。

 
・・・それが水彩画。

 
私も水彩画を描くが、

初期の習作には思いいれのある作品が多い。

この平井氏の『 初心 』は、独特の輝きを放っている。

 
平井シュウジュ  http://hirai.tegaki-japan.com/
 
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抽象派の色使い・・・

2015-1029-手描きパース 水彩画 外観

◆ 現代の水彩画の色使いは大きく2分される。

現物の色を忠実に描く昔ながらの正統派・・

現実的で無いカラフルな色使いをする抽象派・・・

 

◆ 簡単に説明すると・・・

屋外で写生などをする水彩画家は昔ながらの正統派の色使い・・

絵手紙などに見られる水彩画家は非現実的な抽象派の色使い・・

 
◆ 建築パースの場合にも両方の作家がいる。

細川恵氏の場合は後者の抽象派だ。

樹木は『 緑色 』の概念は無く・・紫や赤も多用している。

特徴的なのは、影になる部分にも・・紫や赤も多用している事。

・・・そして・・・空にも 赤い色が入っている。

色が沢山入る事で、カラフルで華やかな印象になっている。

抽象派の水彩画には人を ほっと させる力があるように思う。

 
◆ この作品にはCGパースの習作が存在する。

同じマンションを同じ角度でCGパースを描いているのだが、

CG独特の生々しい、つまらない絵になってしまい・・

クライアントからの要望で、水彩画で描きなおしたのがこの作品。

CGパースが並ぶパンフレットの、

表紙・や・裏表紙にも使う事で息抜き的な効果を期待できる作品だと思う。

 
細川先生のサイト
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和の心と荘厳さを表現する

2015-1021-神社・お寺・手書き建築パース

◆ 神社・とか・お寺だって、増築もすれば改修もする。

当然、クライアントに見せる為の、完成予想図は必要だ。

普通に考えれば・・

細かい和瓦の屋根などはCGパースの得意分野なのかも知れない。

 
・・・しかしながら・・

CG建築パースには難しい表現がある。

 

・・・和の心 と 荘厳さ・・だ・・・。

 

◆ 社寺・仏閣・は日本人に和の心を感じさせる象徴だ。

それは・・・

社寺・仏閣の中にある屏風絵であったり・・・

歴史を感じさせる和の彫刻であったり・・・

宮大工の匠の技が垣間見える伝統工法など・・・。

社寺・仏閣を訪れる人々が、

CGで描かれた、社寺・仏閣に心を奪われるだろうか?

 

◆ 和の心を感じさせるのは、手書きの絵だ・・・。

この手書きパースは、熊崎達彦氏の作品。

クライアントへのプレゼン用の手書きパースだが、

ここに説明文字を入れれば、境内案内マップにも使える。

このお寺を訪れた人々は、この手書きパースを見て、

和の心を感じる事だろう・・・。

 

◆ 今・・・

和の心と荘厳さを表現できる作家は多くない。

熊崎氏は、とにかく丁寧な仕事をする人・・。

神社・とか・お寺を描かせたら誰にも負けない。

 

クマザキデザイン   http://kumazaki.tegaki-japan.com

 

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水彩で描く陰影の強い立面パース

2015-1020-水彩 立面パース

◆ 平井シュウジュ氏の水彩パースは・・・

濃い部分の決め方が他の水彩作家とは違う。

水彩画を描いた人にしか判らないと思うが・・・

余程、数をこなした水彩イラストレーターでないと、

濃い色を水彩紙にのせるのはとても勇気がいる・・・。

 

◆ 平井シュウジュ氏の作画を何度もライブで観たことがあるが、

何度も塗り重ねて色を濃くしているのではない・・・

濃い色を一回・一筆でのせて・・決めてしまうのだ・・。

一回・一筆で決めてしまう技術と思い切りの良さが、

平井氏の特徴である陰影がハッキリしていて発色が綺麗な水彩画を生み出す・・・。

 
◆ 陰影のハッキリした水彩画はパンフレットに高級感を添えてくれる。

平井シュウジュ氏の作品サイトは広告関係者には、是非、観て欲しい。

 
平井シュウジュ  http://hirai.tegaki-japan.com/

 
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色鉛筆で描いた外観パース

◆ とても珍しい建築パースを紹介します。

色鉛筆だけで描いた外観パース。

色鉛筆で描いた外観パース-2015-1015

 海外のパース屋さんでは、色鉛筆で建築パースを描く作家はいますが、

日本では、あまり聞いたことがありません。

もし、仮に、色鉛筆で書いた建築パースが日本で、あったとしても、

細川恵先生ほどの高いクォリティで色鉛筆パースを描く作家はいないでしょう。

 

◆ 色鉛筆で描いたことの無い作家は・・『 やれば出来るんじゃないか? 』

などと思うかも知れませんが・・・

色鉛筆で建築パースを描くのは、とても時間がかかるし・・・

想像以上のテクニックと根気がいります。

並大抵の作家ではここまで完成度の高い色鉛筆画はかけません。

女性らしさが垣間見える優しい雰囲気が表現されています。

色鉛筆で描いた建築パースは、細川先生の真骨頂といえる作品。

 
細川先生のサイト
http://hosokawa.tegaki-japan.com

 
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お洒落な手描き建築パース

◆ 熊崎達彦先生が描いた手書きパース作品。

衣料品店の手描きパース-2015-1004-

最近・・・

車と人物を・・

写真を貼り付けてしまうCGパースが多いので・・

このような 手描きの車 と 手描きの人物 が入った建築パースは、

とてもお洒落な感じがする。

 

◆ てがきじゃぱん.com が思うに・・・

CGで描かれる最近の建築パースは・・・

主役と脇役の区別が曖昧になっている。

あくまで・・建物が主役であり・・・

車・人物・樹木などの添景・・これは脇役であるべきなのだ・・。

 

◆ 脇役が主役より目立ってしまっては・・・

広告物のイラストとしては失格だ・・・。

本来は・・・

添景は脇役として主役に溶け込んでいるのが望ましい。

熊崎作品は・・・

広告物のイラストとしての添景の役割をしっかりと考えて描かれている。

 
クマザキデザイン   http://kumazaki.tegaki-japan.com

 
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光と影の強いコントラスト

水彩イラスト-リゾート

◆ 南の島のリゾートのワンシーンを描いた水彩イラスト。

水彩イラストレーター 平井シュウジュ先生の作品です。

光と影の強いコントラストが・・・

南国の乾いた空気を感じさせます。

乾くのが遅い荒めの水彩紙の特徴を上手く生かした一枚。

 

◆ 水彩画を描く人にしか判りづらいかもしれませんが・・

この水彩イラストを描いている水彩紙は・・・

指で凸凹を感じる程に、かなり荒目の紙・・・。

荒目の紙は扱いが難しく・・

手馴れた水彩イラストレーターでないと上手く描けません。

平井シュウジュ先生はあらゆる水彩紙の特徴を熟知していて・・・

見事に使いこなします。
 
平井シュウジュ  http://hirai.tegaki-japan.com/
 
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